墓・葬儀サービスに関するトラブル

墓・葬儀サービスに関するトラブル

墓・葬儀サービスに関するトラブル

お墓や葬儀に関する葬儀業者のサービスが多様化するにしたがって、価格や内容に関するトラブルが増えてきています。大切なお墓や葬儀を納得できるものとするためには、契約する前によく調べておき、家族ともよく相談しておくことをおすすめします。

墓・葬儀サービスに関するトラブル

墓・葬儀に関する相談事例

 近年、お墓や葬儀に関するサービスのスタイルが多様化するにしたがって、「価格やサービス内容について十分な説明がない」「質素な葬儀を希望したのに高額な料金を請求された」などといったさまざまなトラブルが発生しています。独立行政法人国民生活センターによると、墓・葬儀に関して、以下のような相談が寄せられているそうです。

・墓地の管理をしている石材店が地震で倒れた記名塔を勝手に作り直して請求書を送ってきた。支払わなければならないか。

・地震で墓が全壊した。墓地の管理会社に5年以内に再建しなければ権利が消滅すると言われ、納得できない。

・家族が霊園の抽選に当たり、昨日墓石業者と620万円の契約をした。調べたところ、同じ条件の墓石は半額であることがわかった。解約させたい。

・お墓の申込金を10万円支払った後、墓石業者から「白紙撤回する」と言われて解約する事になったが申込金を返してくれない。不満だ。

・サンドブラスト(注)で彫る約束だった墓石が、引き渡されて確認したところ通常の彫り方だった。約束通りサンドブラストでやり直してほしい。

(注)サンドブラスト:表面に砂などの研磨材を吹き付ける加工法のこと。

・菩提寺から依頼され、母が家族の墓を移動させた。母はこの工事が無料だと思っていたが、寺から囲いを変えた料金として30
万円の請求を受けた。減額されたが、見積りや明細がない。支払いを拒めないか。

・父が購入した墓地に墓を建てようとしたところ、寺が指定した石材店でないと墓は建てられないと言われた。納得できない。

・亡くなった母の戒名について、「墓石への名入れは、公園墓地の指定業者以外は不可」と言われたが、指定業者の費用が高額である。墓地が業者を指定することに問題はないか。

・霊園と墓石を契約した。霊園が「読経の際には、全宗派の僧を用立てる」と約束したのに果たされなかったうえ、自力で呼ぶと違約金がかかる。解約できないか。

・永代供養墓の契約をしたいと考えている。インターネットで見つけた業者に連絡したところ、宗教上の理由で納骨に立ち会えないと言われるなど、不審に思う点がある。このまま契約していいか不安だ。どうしたらよいか。

・契約した葬儀社とは別の葬儀社に誤って連絡してしまい、結果的に葬儀社を重複して依頼してしまった。途中で断った葬儀社から高額な料金を請求されている。減額できないか。

・父の葬儀を母が冠婚葬祭互助会を利用して行った。請求書が来たが、積立金で金額を充当するはずの祭壇が割引にしかなっていない。納得できない。

・母が亡くなる前に、葬儀会社と見積りを3
回して契約した。事前打ち合わせには入っていなかった項目の料金を請求され、最初は入っていなかった料金がいつの間にか加算されていた。支払うことに納得がいかない。

・葬儀業者が、昨年出した見積りではプランに含まれていた骨壷代を、料金改定後のプラン料金に上乗せした。

・義理の父が死亡したので、契約していた冠婚葬祭互助会の葬儀サービスを利用した。しかし、互助会の積立金だけでは葬儀ができず、高額な支払いとなり不満だ。

トラブルの原因

 さまざまなトラブルには共通した問題点があります。
問題点その1◆消費者は短時間でさまざまな判断をしなければならない

 多くの人が病院で亡くなります。そして、遺体は病院から速やかに運び出さなければなりません。遺体の搬送・安置の手配のため葬儀社を探すことになります。そのため、遺体の搬送を依頼した葬儀社と、事前に葬儀社の比較検討をする間もなく葬儀の契約もしてしまい、それがトラブルの原因の一つとなっています。

問題点その2◆葬儀社と十分な話し合いができていない

 喪主となる人は死別の悲しみを抱えたまま葬儀の準備をしなければならず、葬儀の手配について冷静に対応することが難しい状況です。慎重に葬儀社を選べなかったり、葬儀社から説明された内容を十分に理解できなかったりします。また、葬儀について知識や経験が十分でないと、価格やサービス内容について確認すべき点がわからない場合もあります。 葬儀業者の側も喪主に十分に説明したつもりになってしまっています。これらの結果、理解不足や葬儀社の説明不足によるトラブルがなくならないのです。遺族と葬儀業者の間で十分に話し合いができないと、後から言った言わないといったトラブルに陥りやすくなります。

問題点その3◆追加サービスにより請求金額が高額になることがある

 葬儀費用は、参列者の人数で増減する人件費、料理、香典返し等の費用が大きな割合を占めています。当初の予定よりも参列者が増えると追加費用が発生します。また、ひつぎ、骨つぼ、料理、生花などのグレードをアップするとさらに追加の費用が発生してしまいます。

トラブルや被害にあわないための対策

 トラブルや被害に遭わないためには、「見積もりなどを確認し、納得してから契約すること」「契約をする前に、見積もりを出してもらい、納得してから契約すること」「見積もりに含まれない費用がどの程度あるかなどを確認すること」「自分で十分な判断ができないときは、家族や親戚に相談するなどして、一人で判断しないようにすること」が必要です。

 また、生前にどのような葬儀を行いたいか考えておくことも大切です。自分がどのような葬儀を希望しているのか、どのくらいの費用がかかるかなど事前に調べておき、家族ともよく話し合っておくとよいでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Go To Top