葬儀とマナー《お葬式に履く靴(レディス編)》黒いパンプスが基本

葬儀とマナー《お葬式に履く靴(レディス編)》黒いパンプスが基本

葬儀とマナー《お葬式に履く靴(レディス編)》黒いパンプスが基本

 女性がお葬式に履く靴は、黒いパンプスが基本です。飾りのないシンプルなデザインを選びましょう。女性の場合、ストッキングにも注意してください。40~50デニール程度のストッキングを事前に複数用意しておきましょう。

葬儀とマナー《お葬式に履く靴(レディス編)》黒いパンプスが基本

132-1 黒いパンプス

 お葬式に参列するときの靴は、女性の場合も男性と同様に黒色が基本です。履き口が大きく開き、紐や留め具がなく、足を滑らせるようにして履く太いヒールの黒いパンプスが一般的です。派手なものやカジュアルなデザインのものは避け、シンプルなデザインを選びます。光沢のあるものやスエードも避けましょう。色は茶、シルバー、ゴールドはNGです。サンダルやミュールもNGです。

 つま先のデザインは、露出の高いオープントゥのパンプス以外であれば、金具が目立たないものや、ベルトやストラップ付きのものでも許容されます。つま先がとがったポインテッドトゥ、つま先が丸いラウンドトゥ、つま先が角ばったスクエアトゥはOKです。

 女性の靴では、ヒールの高さや太さにも気を使います。ヒールは太め、高さは3センチから5センチと低めのものを選びましょう。ヒールのない靴や高すぎる靴はカジュアルな印象を与えてしまいますので避けましょう。また、ヒールが高いと歩くときに音が響くこともありますので気を付けましょう。

 中学生や高校生など学生の女性は、通学で使用している靴でもかまいません。できるだけ黒またはそれに近い色の靴を選びましょう。

ストッキング

 女性の場合、喪服を着るときには、肌が薄く透ける程度の黒いストッキングを履くのがマナーとなります。一般的には、60デニールを超えるものだと肌が透けません。これだとカジュアルな印象を持たれてしまいます。40~50デニール程度のストッキングを選びましょう。30デニール以下の買ったばかりのストッキングは自分が履いた時の印象がわからないので、肌が透けてしまわないよう事前に足を通して確認しておきましょう。

 また、一度履いたものを洗って用意しておいて、いざ履いてみたら電線していることもありがちです。参列中に電線することもありえます。かならず複数用意して備えておきましょう。喪服や数珠といっしょに保管しておいてください。

脱ぎ方、置き方、履き方

 パンプスは上り口に対して背を向けて脱いではいけません。あくまで正面を向いて脱ぎ、上がってから外向きに直すのがマナーとなります。パンプスの向きを直すためにかがむときは、身体を斜めにして家人に対してお尻を向けないようにするのが礼儀です。このとき、床に膝をついてもかまいません。夫婦で参列した際には、男性、女性の順に靴を脱ぎ、あとに脱いだ女性が2人分の靴の向きを直してもよいでしょう。なお、上がり框が高いところでは、無理に前向きで脱がなくてもかまいません。

 脱いだ靴は真ん中に置かず、できるだけ端に寄せておくのもマナーです。靴を履くときは、あえて端で履くのもマナーです。また、うっかりネイルをそのままに参列するのはマナー違反です。透明やベージュ以外は落としていきましょう。落とす時間がない場合はベージュのネイルチップをつけるなどして、目立たないように気をつけてください。

和服のときは草履

 パンプスは上り口に対して背を向けて脱いではいけません。あくまで正面を向いて脱ぎ、上がってから外向きに直すのがマナーとなります。パンプスの向きを直すためにかがむときは、身体を斜めにして家人に対してお尻を向けないようにするのが礼儀です。このとき、床に膝をついてもかまいません。夫婦で参列した際には、男性、女性の順に靴を脱ぎ、あとに脱いだ女性が2人分の靴の向きを直してもよいでしょう。なお、上がり框が高いところでは、無理に前向きで脱がなくてもかまいません。

 脱いだ靴は真ん中に置かず、できるだけ端に寄せておくのもマナーです。靴を履くときは、あえて端で履くのもマナーです。また、うっかりネイルをそのままに参列するのはマナー違反です。透明やベージュ以外は落としていきましょう。落とす時間がない場合はベージュのネイルチップをつけるなどして、目立たないように気をつけてください。

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