社葬のマナー

社葬のマナー

社葬のマナー

会社の代表者などが亡くなったときは社葬が営まれることがあります。取引先から社葬の通知を受けたら、会社の社長などが出席するのがマナーです。香典は3万円から5万円というのが一般的な金額です。

社葬のマナー

社葬とは

 社葬とは、会社の社長、創業者、代表者などその会社の起業、成長、発展に貢献した人物が亡くなったときに、会社が費用を負担し運営する葬儀のことをいいます。会社の社長の遺族が費用を負担する葬儀は、社葬とは呼ばず一般的な葬儀となります。その場合の喪主は遺族の代表となります。これに対し社葬の場合、喪主は遺族の代表ですが、お布施の主という意味で会社が施主となります。

 会社の社長などが亡くなり社葬が決定されると、社内で葬儀委員会が起ち上がります。会社に残された者の中から代表者が選ばれ、葬儀委員長として社葬の企画・運営の責任者となります。葬儀委員会を中心に社葬の段取りが決められ、社葬の日時・場所が決定したら、社内外に通知されることになります。大企業や故人の関係者が多く広く通知を行わなければならないときは、新聞の訃報広告が使われることもあります。

 通知または訃報広告では、逝去の報、生前のご厚誼に対する感謝、社葬の旨、社葬の日時・場所などが連絡されます。連絡主は、葬儀委員長、喪主、親族代表、友人代表などの順に記されます。

取引先の社葬への参列

 重要な取引先から社葬の通知を受けた場合、まずは誰が出席するかを決定します。通常は、通知を受けた会社の代表者(社長、会長など)が出席することになります。香典は表書きを社名・社長名・部署名などとします。香典の金額は3万円または5万円というのが一般的です。社葬では供花は辞退する場合が多いため、あらかじめ問い合わせて確認しておくべきでしょう。

 社葬には当然ながら開始時刻の15分程度早めに到着するようにします。参列する際には、まず受け付けてお悔やみを述べます。そのとき名刺を出しますが、社葬では名刺の左下を折るか、右上に「弔」と書き入れることになっています。もし、会社の代表や上司の代わりに出席するときは、自分の名刺に「代」と書いて提出します。

 もし、社葬で弔辞を依頼されたら拒まずに引き受けます。弔辞の文面は事前に確認してもらうのがマナーです。

 社葬には数多くの取引先の方や故人の関係者が参列します。参列者同士が顔見知りであることや取引関係がある場合もあります。しかし、だからといって社葬の場で取引の話をしたり名刺交換などをすることは慎まなければなりません。社葬はあくまで故人を悼む場であることを忘れてはいけません。

自社の社葬への参列

 社葬は一般的な葬儀よりも大掛かりなものになるため、葬儀の運営には葬儀委員だけでなく一般社員も役割を担うことになります。社葬の受付、参列者に対する接待、葬儀会場における交通整理や道案内、葬儀の事務・雑務などには多くの社員の手が必要です。

 社葬が一般的な葬儀を兼ねる場合は、社葬に参列する社員も香典を包むことが多いようです。あくまで会社の葬儀である場合は、業務として社葬に従事しただけになりますから、社員は香典を包む必要はないと考えられます。

取引先のご不幸を後で知ったとき

取引先のご不幸を葬儀の後で知った場合は、できるだけ早く取引先の会社に連絡を入れて失礼を詫びるとともに、香典を送ります。焼香は故人宅または墓地となりますが、必ず遺族に確認してから行うようにします。

もし初七日を過ぎている場合は、お悔やみ状と香典を送ります。できればお彼岸や新盆などの機会に遺族の許可を得て参列すべきでしょう。

社葬の香典の税務

社葬で参列者からいただいた香典は、会社の収入として処理をすると法人税法上の益金となり課税の対象となります。会社の収入とせずに遺族への贈答とした場合は社会通念上妥当と認められる金額の範囲内で課税されません。

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