お葬式のマナー④お悔やみの言葉

お葬式のマナー④お悔やみの言葉

お葬式のマナー④お悔やみの言葉

お通夜・葬儀・告別式などの場の挨拶や遺族に対して使ってはいけない言葉に「忌み言葉」があります。忌み言葉とは「不幸が続くことを連想させる言葉」のことです。

お葬式のマナー④お悔やみの言葉

66-1 忌み言葉(いみことば)

お通夜・葬儀・告別式などの場の挨拶や遺族に対して使ってはいけない言葉に「忌み言葉」があります。忌み言葉とは「不幸が続くことを連想させる言葉」のことです。
例えば、「重ね重ね」「たびたび」「またまた」「重々」「いよいよ」「再三」「再四」「ますます」「返す返すも」「次々」「追って」「再び」「続く」などの重ね言葉は、不幸が続くことを連想させるため使ってはいけません。「四」「九」「生きる」「死ぬ」「浮かばれぬ」など、生死を直接的に表す言葉も避けましょう。
ただ、このような言葉でも、どうしても使わなければならないときがあります。そんなときは、例えば、「死亡」→「ご逝去」、「ご生存中」→「ご生前」、「終わる」→「お開きにする」、「帰る」→「中座する」、「四」→「よ」と読む、「九」→「ここのつ」と読む――などと言い換えるとよいでしょう。

66-2 成仏、供養、冥福、往生

私たちが普段何気なく使っている言葉であっても、特定の宗教に関わる用語は多様を避けるべきです。「成仏」「供養」「冥福」「往生」などは、その例です。
「成仏」とは言うまでもなく仏教用語で、「死んで、この世に未練を残さず仏となること」を意味します。また「煩悩(ぼんのう;すべての人が避けることのできない様々な悩み)を断ち、無上の悟りを開くこと」とも言われます。神式やキリスト教式には不似合いの言葉です。
「供養」も仏教用語です。仏・法・僧の三宝を敬い、これに香・華・飲食物などを供えることからきた言葉で、仏壇やお墓、寺院などで仏様や故人に供物や花を供えて、お経やお線香をあげ、手を合わせてお参りすることをいいます。供養を行って功徳(くどく;よい果報を得られるような善行)を積み、その功徳を転回することで、自分を含むすべての人々の幸せを祈るとも言われます。
「冥福」はどうでしょうか。「ご冥福をお祈りします」というフレーズは弔辞や弔電でもよく使われていますね。「冥福」とは「死後の幸福」を意味します。「冥」とは「死後の幽冥の世界」です。誰もが知っている閻魔大王は冥界の王のことで、冥界は地獄道への入り口でもあります。つまり、「冥福」もやはり仏教用語ということです。
「往生」 とは、この世を去って他の世界に生まれ変わることをいいます。極楽往生といえば、死後、極楽で生まれ変わることを指しています。
以上、仏教用語の使用を慎みたい場合は、「ご冥福をお祈りします」に代えて、「お悔やみ申し上げます」「哀悼の意を表します」と言い換えてはどうでしょうか。「お悔やみ」は「人の死を弔(とむら)うこと」、「哀悼」は「人の死を悲しみ悼(いた)むこと」で、宗教に関係なく使用できる言葉です。
「この度はご愁傷様でございます。心よりお悔やみ申し上げます」がスタンダードな表現になります。葬儀の際には、このフレーズを使うのが無難です。

66-3 キリスト教式

キリスト教式のお葬式では、仏式とは異なり「お悔やみ」の挨拶はしません。なぜなら、キリスト教では「死は永遠の命の始まりであり、不幸な出来事ではない」という考えだからです。そうは言っても、お葬式では無言でいられませんので、「安らかな眠りをお祈りいたします」などと挨拶しましょう。なお、キリスト教式では、「逝去」「死去」「永眠」などは「召された」「召天」に、「極楽」「浄土」「涅槃」などは「天国」「御国」「みもと」などに、言い換えて使いましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Go To Top