お墓物語パート4(色々な樹木葬)

お墓物語パート4(色々な樹木葬)

お墓物語パート4(色々な樹木葬)

前回の民営墓地で説明しましたように、墓地の設置経営は宗教法人でも、墓石業者が管理や運営、販売を請け負っているお墓がたくさんあります。しかし、墓石を使わない樹木葬の場合には、樹木葬のエリアだけをNPO法人が窓口となっているケースがあります。

お墓物語パート4(色々な樹木葬)

20-1 NPO法人が関わる樹木葬

前回の民営墓地で説明しましたように、墓地の設置経営は宗教法人でも、墓石業者が管理や運営、販売を請け負っているお墓がたくさんあります。しかし、墓石を使わない樹木葬の場合には、樹木葬のエリアだけをNPO法人が窓口となっているケースがあります。その関わり方も様々で、NPO法人が管理・運営・販売までほぼ全部を担っているケース、販売窓口だけのケース、契約までの窓口となり埋蔵に立会うケース、などそのNPO法人によって異なります。窓口のNPO法人がどこまでタッチしているのかをよく調べることが大切です。

また、このような樹木葬では会員専用となっている所が多く、生前から会員でないといけないのか、申込時に会員になればいいのかなど、会員の条件も確認しましょう。

20-2 ペットと入れるのが魅力

「ペットは家族以上に大切」と思う人にとって、あの世でもペットと一緒と願うのは当然です。ペットを一緒に埋葬できるお墓が少ない今、ペットと一緒に眠れる樹木葬は魅力の一つです。とはいえ、まだまだ動物と同じ場所に眠ることに抵抗がある人も多いので、多くの霊園では人間だけが埋蔵されるエリアと、ペットと一緒に埋蔵されるエリアを分けています。

ある霊園では、ペットと一緒のエリアに40㎝×80㎝の区画に直径18㎝程の穴を掘り埋蔵するのですが、その区画内であれば、人間でもペットでも同じ区画に埋蔵できます。もちろんペットは火葬して遺骨として埋蔵します。ペットの埋蔵料金がかかるかどうかは、霊園によっても違います。

たまに、「ペットと一緒に眠る」と宣伝していても、ただ「同じ霊園の中にペットのお墓がある」だけで、飼い主とペットの埋蔵場所が違う霊園もあるので、注意は必要です。

20-3 自然を大切にする里山型

里山型の樹木葬は自然を大切にし、自然と共生する、という考えをコンセプトにして作られています。比較的大きな区画に複数人が埋蔵できる墓所も多く、墓所によっては夫婦や血縁関係でなくても友達などでも一緒に入ることができます。

里山型では、一人1本好きな樹を植える墓所もあれば、樹木の選定や配置は管理者が決める墓所もあります。

里山型樹木葬は広い土地が必要ですので、都心から離れた、交通の多少不便なところが多いので、お墓参りに来る人の交通手段なども考慮しましょう。

20-4 樹を植えずにハーブを敷き詰めた樹木葬

樹木葬、といえば墓標の代わりに樹を植える、と思われるかもしれませんが、ハーブを敷き詰めたり、草花を植えたりする樹木葬もあります。

秩父の霊園では、カモミール、グリーピングタイム、ミントなど、エリアにより植えられているハーブが異なります。ハーブの好きな人には、憩いの場所となることでしょう。

20-5 散骨なのに樹木葬?

「樹木葬(散骨)」や「自然葬」など一見「樹木葬」のような名称をつけ、実は遺骨を粉末にして風で飛ばしたり、土の上に撒いたりする「散骨」というケースもあります。法律で「埋葬又は遺骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行ってはならない」(墓地と埋葬等に関する法律第4条)と定まっておりますので、樹木葬は墓地として許可を得た霊園に埋蔵します。しかし土の上に撒く散骨には法的な定めがない(注)ので、墓地として許可されていない場所で行うことが多く、いくら私有地とは言え、遺骨が風に舞って飛んでくるなど、近隣とトラブルになるケースが多いのです。

このような葬送の仕方では料金をとても安くしている場合が多いので、あまりに安い樹木葬は要注意です。

(注) 条例で定めを作っている市町村もあります。

20-6 寺院墓地での樹木葬の場合

「樹木葬は宗教不問」というイメージが強いのですが、寺院の境内にある樹木葬では、その寺の檀家になることが条件のところもあります。檀家になるのですから、葬儀ではその寺の僧侶に来てもらう、法要はその寺の宗旨で行う、戒名もその寺で授かることになります。宗教・宗派が違う場合には、住職に相談してみるといいでしょう。

20-7 改葬(お墓の引っ越し)ができない

樹木葬の場合、一旦埋蔵すると取り出すことは困難なため、後になって他のお墓に改葬しようと思っても一般的にはできません。しかし、陶磁器製や金属製の骨壺に入れて埋蔵する霊園では、改葬も可能な場合もあります。埋蔵の方法をよく聞いておきましょう。

このように樹木葬も多種多様ですので、現地に行き霊園やその周り、交通の便などをよく見て、設置者や管理者の説明をしっかりと聞くことが大事です。

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