初詣・お墓参り・恵方参り

初詣・お墓参り・恵方参り

初詣・お墓参り・恵方参り

 「正月」はもともと、1月を表す言葉です。1月1日を「元旦」、1月1日から1月3日までを「三が日」、1月7日までを「松の内」、1月15日を「小正月」と呼び、この間さまざまな行事が行われます。

初詣・お墓参り・恵方参り

98-1 お正月とお墓参り

「正月」はもともと、1月を表す言葉です。1月1日を「元旦」、1月1日から1月3日までを「三が日」、1月7日までを「松の内」、1月15日を「小正月」と呼び、この間さまざまな行事が行われます。
 「松の内」の由来は「松飾(まつかざり)」です。お正月の飾りの門松を「松飾」と呼び、1日7日まで飾り、1月14日の夜または15日の朝に集めて焼きます。これは「どんど焼き」とも呼ばれる行事です。ちなみに、「松」には「待つ・祀る」という意味があります。お正月には各家々に、「歳神、年神(としがみ)」が実りと幸せをもたらすためにやってくるとされ、門松は年神が身を宿す場所となります。

 お正月は、お彼岸やお盆と同じように、ご先祖様を我が家にお迎えする「魂祭(たままつり)」が本来の行事です。そして、お正月の「御節料理(おせちりょうり)」や「お雑煮」は、ご先祖様と歳神をお迎えして、新年を祝い家内中が共にいただく食事のことです。
 こうしたことから、お正月に神仏やご先祖様へ最初にご挨拶するのは当然のことです。お正月には、初詣とお墓参りの両方を行いたいものです。

98-2 初詣

 お正月の「三が日」に社寺に参拝し一年の感謝を捧げたり新年の無事と平安を祈願したりすることを「初詣(はつもうで)」または「初参(はつまいり)」と言います。「初詣」の起源は、年末年始に俗事を離れて社寺に泊まり込んで願をかける「年籠り(としごもり)」にあります。
 「初詣」が盛んになったのは比較的新しく、明治時代以降と言われます。初詣者数の多い社寺として主なものを挙げると、明治神宮(東京都)、成田山新勝寺(千葉県)、川崎大師(神奈川県)、伏見稲荷大社(京都府)、熱田神宮(愛知県)、住吉大社(大阪府)、太宰府天満宮(福岡県)、鶴岡八幡宮(神奈川県)、浅草寺(東京都)などが多くの人で賑わいます。

 初詣では、参拝を行ったあと、社務所でお守り、破魔矢、風車、熊手などを受け、絵馬に願い事や目標を書くなどして、今年一年がよい年であるよう祈ります。前の年のお守りや破魔矢は、このときに寺社に納めて焼いてもらいます。ちなみに、破魔矢とは悪魔の魔力を打ち破る円形の破魔を射落とすための矢のことで、お正月にその年を占う競技として行われました。熊手は幸運や金運をかき集めるという意味が込められた商売繁盛の縁起物です。
 なお、喪中の間のお正月は、お祝い事をしないのが普通です。門松を立てたり、鏡餅を飾ったりといった行事は差し控えましょう。

98-3 恵方参り

正月元日に、恵方に当たる神社にお参りして一年中の幸運を祈ることを「恵方参り」と呼んでいます。「恵方(えほう)」とは、陰陽道で、その年の干支に基づいて、よいと定められた方角のこと。門松に宿るとされる歳神のある方位です。平成28年の恵方は「丙(ひのえ)の方角」で、南微東(南と南南東の間)、ほぼ南南東です。
 初詣はもともと、自宅からみて恵方の方角の社寺にお参りするという習慣がありました。これが「恵方参り」です。ただし、近年は恵方にこだわらずお参りするようになったため、「恵方参り」とは言わず「初詣」と言われるようになりました。
 近年、2月4日ごろの立春の前日に行われる節分の行事に、恵方を向いて願い事を思い浮かべながら太巻き(巻き寿司)を丸かぶりする「恵方巻き」の風習が広まっています。平成28年の節分は2月3日です。
 恵方参りは、お正月と違ってお祝いの行事ではありませんので、喪中であっても行ってよいとされています。

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