元気なうちに考える介護

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元気なうちに考える介護

人生いつまでも健康で長生きしたいもの。ところが、歳を重ねるにつれ心身ともに衰えることは、生身の人間である以上避けられません。厚生労働省の統計によると、65歳以上の高齢者のうち、介護状態(要支援~要介護)にある人の割合は17.79%に及びます。

元気なうちに考える介護

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4-1 75歳以上の4人に1人は要介護!?

人生いつまでも健康で長生きしたいもの。ところが、歳を重ねるにつれ心身ともに衰えることは、生身の人間である以上避けられません。厚生労働省の統計によると、65歳以上の高齢者のうち、介護状態(要支援~要介護)にある人の割合は17.79%に及びます。さらに75歳以上で見てみると、31.77%の高齢者が介護状態となります。既婚者であるなら、自身の両親と配偶者の両親の4人が75歳以上だとすると、そのうちの一人は介護状態にあるというわけです。
日本における総人口は、2010年の1億2806万人をピークにすでに減り始めており、2050年には9,706万人と1億人の大台を割り込み、その後さらに減少していきます。65歳以上の高齢者が人口に占める高齢化率は、2010年が23.0%であるのに対し2050年は38.8%と、これからどんどん社会の高齢化が進んでいきます。
やがて、私たちは必ず誰かに扶けられる時代が訪れます。それまでの元気なうちは扶けを求める人を支援する、そんな循環型社会を作っていきたいものですね。

4-2 認知症を予防する

「最近、もの忘れをするようになった」「昨日、何を食べたのかすぐに思い出せない」「歳のせいか疲れやすくなった」など、高齢者に限らず、一定の年齢を過ぎると誰もが思い当たることがあるものです。「もしかして認知症の始まり?」なんて心配になることもありますね。実は、介護が必要になる要因として最も多いのが「脳血管疾患」、その次に多いのが「認知症」と言われています。
認知症はもの忘れと違って、さまざまな原因で脳の機能が失われ、日常生活に支障が出る症状が現れます。次に、「認知症早期発見のめやす」を示しましたので、参考にしてみてください。

◎認知症早期発見のめやす

もの忘れがひどくなった ■今終わったばかりなのに、電話の相手の名前を忘れる
■同じことを何度も言う・問う・する
■しまい忘れや置忘れが増え、いつも探し物をしている
■財布・通帳・衣類などが盗まれたと人を疑う
判断・理解力が衰えた ■料理・片付け・計算・運転などのミスが多くなった
■新しいことを覚えられない
■話のつじつまが合わない
■テレビ番組の内容が理解できなくなった
時間・場所がわからない ■約束の日時や場所を間違えるようになった
■慣れた道でも迷うことがある
人柄が変わった ■些細なことで怒りっぽくなった
■周りへの気遣いがなくなり頑固になった
■自分の失敗を他人のせいにする
■「このごろ様子がおかしい」と周囲から言われた
不安感が強くなった ■独りになると怖がったり寂しがったりする
■外出の時、持ち物を何度も確かめる
■「頭が変になった」と本人が訴える
意欲がなくなった ■下着を替えず身だしなみをかまわなくなった
■趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなった
■ふさぎ込んで何をするのも億劫がり、いやがる

(出典)公益社団法人「認知症の人と家族の会」HPに基づき作成。

認知症の予防は、次の3つが基本になります。

 

健康的な食生活 生活習慣病の予防。和食を中心としたバランスの摂れた食事で腹七分目を心がける。
適度な運動 全身運動とともに、手や指の運動が大切。手や指の刺激は脳へとつながり、予防につながる。
人とのかかわり 人と接することで、感じる、考える、表現するなどを通じて脳への刺激を与えることができ、予防につながる。たくさんの“笑い”は認知症に限らず免疫力を高め、さまざまな病気の予防にもつながる。

4-3 介護のはじまり方は?

「脳血管疾患」や「認知症」などにより、他人の扶けが必要な心身の状態になることを「介護状態」と呼んでいます。介護の始まりは、主に次のタイプに分かれます。

◎介護がはじまる3つのタイプ

突然タイプ ■病気やけがを原因として突然やってくる
■事前に既往症、親戚などの連絡先、保険証や預金通帳の保管場所を把握しておくことが大切
■別居の親の認知症に気が付かず、俳諧等で警察に保護され連絡があって始めて気づくこともある
きっかけタイプ ■近親者が亡くなりそのショックをきっかけに認知症が発症
■住み慣れた場所を離れる、家族と離れる、悪質商法を遭いショックを受けるなどの場合もある
徐々にタイプ ■加齢によりできなくなる動作が増え徐々に介護状態に近づく
■予防により進行を遅らせることもできる

介護の予防には、その人の個性に合わせた方法を考えたいものです。例えば、ラジオ体操、散歩、ヨガ、カラオケなどの身体面の機能低下を防止することや、クイズ、ゲーム、パソコン、折り紙、囲碁・将棋、マージャンなど、知力面での機能低下の防止もあります。好きなこと、楽しいことに積極的に取り組んで、いつまでも健康的な人生で長生きしたいものですね。

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